●セラドン焼きとは?
セラドン焼きは、タイの北部に700年前から続く、
伝統的な高級陶器です。
タイ北部の土を使い、
草木の釉薬をかけて高温で焼いており、
全て、天然原料のみで作られています。
美しい翡翠のようなグリーンと、
繊細な貫入(ひび模様)が特徴です。
エスニック料理のみならず、
和洋中いずれにもよく馴染み、
毎日の食卓を、より楽しく、より美味しく、より温かく、
そしてとても優美に演出してくれます。
この貫入は、焼いたあと冷却することにより
器の表面に生まれるものですが、
実際の手触りはツルツルとしていて、
とても滑らかです。
日本の萩焼などと同様に、この貫入を通して
お茶やコーヒー、お料理の油分などが
器にゆっくりと染み込み、
その色合いの変化も、
味わいの一つとなります。
また、厚手で丈夫ですので、長くご愛用いただけます。
ゆるんふるのセラドン食器は全て、
職人によりひとつひとつ丁寧に
手作りされています。
セラドングリーンの表面は
ガラスに近い性質なので、汚れがスルッと落ち、
お手入れがとても楽なのも、うれしい特徴です。
尚、ご購入後、ご使用になられる前に、
器をお水かぬるま湯に2時間程度浸していただくと、
表面の貫入への染み込みが、比較的ゆっくりとなります。
当店のセラドン食器は原則全て、
食洗器や電子レンジの使用は可能なのですが、
一部、取っ手にラタンを使用している急須とお皿のみ、
食洗器や電子レンジでの使用が出来ません。
電子レンジで使用される際は、食品の油脂分などが
セラドンの貫入(ひび模様)に染み入る可能性がございます。
ぬるま湯やお水に浸してからのご使用をお勧め致します。
また、すべての商品につきまして、オーブンでの使用は出来ません。
●セラドンのグリーンについて
セラドンのグリーンには、
淡い緑色のナチュラルグリーン(写真上)と、
青い海のような
オーシャングリーン(写真下)があります。
その他にも、釉薬を使っていない
素焼き(テラコッタ)面を含んだ商品もあり、
この素朴なベージュとグリーンのコントラストは、
また違った魅力を持っています。
ナチュラルグリーン
オーシャングリーン(※)
このオーシャングリーン(※)の色は、
かつては緑と青の中間色のような色合いだったのですが、
2012年頃より徐々に薄い色になり、
現在では水色に近い色合いで仕上がるようになっております。
天然原料ゆえの、色の移り変わりと考えられます。
また、濃いブルーの商品も最近、
当店のラインアップに加わっております。
●当店のセラドンの製造について
ゆるんふるのセラドン製品は、
サイアム・セラドン社 (Siam Celadon) で製造しています。
タイ北部のチェンマイにあります、
創業40年のセラドン専門の工場です。
セラドンでは最も有名な会社の一つで、
現地の一流リゾートホテルでも
多く採用されており、
その高い品質には定評があります。
有名なアヨダヤブランド (AYODHYA) の食器類も
製造している工場です。
工場のオーナーが、当店のタイ側のパートナーの、
旧くからの友人だったご縁で、
オリジナル商品の製造など、
いろいろときめ細かなご協力をいただいております。
当店は現在、サイアムセラドン社の、
日本総代理店をしております。
セラドンは、天然原料のみを使い、
ひとつひとつ職人の手によって
手作りされていますので、
形やサイズ、色の濃淡などに、
多少の「むら」が生じます。
また、焼きもの特有の小さな黒点なども、
時々見られます。
それらは全て、天然原料、および手作業に由来するもので、
セラドンの特徴の一つとなっております。